RAW現像におすすめノートパソコンは?スペックと選び方のコツも紹介!

person-using-laptop-computer-during-daytime-196655 (1)

RAW現像をするのにおすすめのノートパソコンは?RAW現像に必要なスペックは?

特に写真やRAW現像を始めたばかりの人にとって、最初のパソコン選びというのは悩ましいものかもしれません。

今記事では、実際にフォトグラファーとしてRAW現像してきた経験から、RAW現像におすすめのパソコンやスペックの基準についてご紹介していきます。

結論から述べますと、RAW現像をこれから始める人におすすめなノートパソコンはMacBook Pro 13インチです。

  • LightroomでのRAW現像十分なスペック
  • RAW現像にふさわしいRetinaディスプレイ
  • 持ち運びに便利なサイズ・重さ

などの点から私はMacBook Pro13インチを推してます!

そもそもRAW現像とは?

ところで、そもそもRAW現像とはなんなのでしょうか?

RAW現像とはRAWデータを編集し、JPEGやPNGなどの画像データとして圧縮保存することをさします。

フィルムカメラを想像していただけるとわかりやすいかもしれません。

カメラで写真をとったままの状態、つまりネガフィルムの状態では写真としては見れませんよね?

写真としてみたい場合は、そのネガフィルムを写真屋さんなどに持っていき、焼き回ししてもらう必要があります。このことをフィルム現像と呼びます。

デジタル写真においては

  •  ネガフィルム=RAWデータ
  • フィルム現像=RAW現像

という関係になっています。

つまり、ネガフィルムを写真屋さんに持って行って現像する代わりに、RAWデータ撮影してパソコン上でJPEGやPNGにRAW現像するのです。

デジタルでRAW現像できるようなったことで、現像コストが下がっただけでなく、明るさやホワイトバランスなど修正(レタッチ)が容易になりました。

RAW現像についてはこちらの記事で詳しく解説しています。もし気になった方は併せてご覧ください。

RAWとJPEGの違いは?メリット・デメリットを徹底比較!

RAW現像に必要なノートパソコンのスペックは?

今回は世界で一番使われているRAW現像ソフト「Lightroom Classic」でRAW現像をする前提でお話ししていきます。

Adobe公式のページから、推奨スペックをまとめると以下のようになります。

Windows Mac
プロセッサー インテル® または AMD プロセッサー(64-bit 対応)*; 2GHz 以上のプロセッサー インテルマルチコアプロセッサー(64-bit 対応必須)*
オペレーティングシステム Microsoft Windows 7(Service Pack 1)(64-bit)日本語版、または Windows 10 日本語版** macOS 10.13(High Sierra)、macOS 10.14(Mojave)、macOS 10.15(Catalina)
RAM 4 GB 以上の RAM(12 GB 以上を推奨) 4 GB 以上の RAM(12 GB 以上を推奨)
ハードディスク容量 2 GB 以上の空き容量のあるハードディスク(プログラムのインストール時に必要) 2 GB 以上の空き容量のあるハードディスク(プログラムのインストール時に必要。取り外し可能なフラッシュストレージデバイスには、インストール不可)

Lightroom Classicsの必要システム構成より)

これだけ見てもぱっと見ではどのパソコンがいいのか分かりづらいので、続いてスペックについて押さえておくべきポイントを紹介していきます。

メモリは命!16GBは欲しい

RAW現像をする前提でノートパソコンを選んでいるならば、メモリにはこだわったほうがいいでしょう。というのもLightroom ClassicでのRAW現像においてメモリの良し悪しは、作業の快適さ、生産性に直結します。

最低でもメモリは8GB、できれば16GBは欲しいところであります。

特に、レタッチした写真を書き出す際にメモリが重要な役割を果たし、書き出し枚数が増えれば増えるほどメモリの重要性は増していきます。

ですので、ブライダルやイベントなど、仕事として大量の写真を扱う予定のある方は16GB以上のメモリを搭載しているノートパソコンがいいでしょう。

逆に、趣味程度であれば8GBのメモリでも十分だと思います!

メインストレージはSSDがおすすめ

次に、重要なのがメインストレージです。

LightroomのRAW現像は元のデータに直接手を加えない非破壊編集です。

そのため、元のデータとは別に、編集データを記録しているカタログファイルが作られませす。

RAW現像時にはそのカタログファイルを適宜参照しながら編集していきます。そのため、カタログファイルを読み書きの遅いストレージに保存していると、編集時に作業が重くなってしまいます。

カタログファイルの保存には読み書きのスピードが早いSSDを使うことをおすすめします。

外付けSSDを使うということもできますが、値段が高いのと持ち運ばないといけないというデメリットから、初めからSSDが搭載されているノートパソコンを購入したほうがいいと思います。

CPU・GPUは優先度低め

ノートパソコンのスペックの話をする際に引き合いに出されるのがCPU・GPUでしょう。

しかし、LightroomでRAW現像をするのにあたってはCPU・GPUは重要ではありません。

というのも、LightroomでのRAW現像ではCPU・GPUがほとんど使われないからです。

2020年のLightroom Classic ver8.4へのアップデートで、一部作業をGPUに負担させることができるようなったとは言え、影響はほとんどありません。

CPU・GPUのスペックはAdebe公式のLightroom Classicsの必要システム構成を満たしておけば充分です。

ともかく、CPU・GPUのスペックをあげる余裕があるならば、メモリやストレージに投資したほうがいいでしょう。

RAW現像におすすめのノートパソコンはMacBook Pro13インチ

ここまで、RAW現像におすすめのノートパソコンのスペックについて説明してきました。

上記のスペックを満たすもので私が一番おすすめしているのはMacBook Pro13インチモデルです!

MacBook Pro13実際に私も外で作業する際はMacBook Pro13インチをずっと使っています。

なぜ、RAW現像にMacBook Pro13インチがおすすめのかメリット・デメリットと共に紹介します。

MacBook Pro13インチのメリット

  • 持ち運びに便利
  • ディスプレイが綺麗
  • トラックパッドが高性能
  • iPhoneとの相性が抜群
  • モチベーションが上がる

となります。一つずつ解説していきます。

・持ち運びに便利

私が最新のMacBook Pro16インチではなく、MacBook Pro13インチを推す理由は持ち運びしやすいサイズと重さであるからです。

RAW現像をするフォトグラファーの多くは、クライアント先や旅行先で写真を取ることがメインだと思います。

MacBook Pro13インチなら、機材と一緒にリュックやキャリーケースに入れてもかさばりません。

また、移動中の車内など限られたスペースで作業する時に13インチのサイズ感がとても使いやすいです。

・ディスプレイが綺麗

MacBook Pro13インチモデルは最新のRetinaディスプレイを搭載しています。

このRetinaディスプレイなのですが、一度使うと二度とWindows機には戻れないと言われるほどディスプレイが綺麗なんです!!

RAW現像ほどディスプレイが重要になってくる作業はないかと思われます。せっかく綺麗な写真を編集するのですから、ディスプレイも綺麗に映るものを用意したいものです。

・トラックパッドが高性能

トラックパッドが高性能なのもMacBook Pro13インチをおすすめする大きな理由の1つです。

RAW現像の際にはマスキング修正など細かい作業がたくさんあります。その際にトラックパッドの性能が悪いとこれまたストレスの原因になります。

Windows機だとなかなかMacBook Pro並みの性能のトラックパッドを搭載している機種は見当たりません。

もちろんマウスを使う前提ならばあまり関係ありません。

ですが、出先やカフェなどマウスを使えない環境で作業することを考慮すると、やはりトラックパッドの性能は高いに越したことはないでしょう。

・iPhoneとの相性が抜群

フォトグラファーならほとんどの人が自分の作品をインスタグラムやTwitterで発信しているのではないでしょうか?

MacBook Proならば、Airdrop機能を使ってパソコンでRAW現像した写真をスマホに転送。そして各種SNSに投稿できます。

Windows機だとAirdropがないためいちいち、クラウドにあげてスマホからダウンロードしたりとめんどくさいです。

・モチベーションが上がる

実用的なメリットではないかもしれませんが、MacBook Proを使うことでモチベーションが上がるタイプならものすごく大きなメリットでしょう。

私は特に形から入りたいタイプだったのでMacBook Proを使っててよかったなと思っています。何だかWindowsを使ってた時よりやる気が出ますからね。※個人の感想です

せっかく普段おしゃれな写真を取っているのなら、パソコンもスタイリッシュなMacBook Proにしてみませんか笑

MacBook Pro13インチのデメリット

これまで、MacBook Pro13インチのメリットを紹介してきました。公平性を期すため、正直なデメリットをお伝えしたいと思います。

Windows専用のソフトが多い。などデメリットは多数あるのですが、今回はRAW現像をするうえでのデメリットに絞って紹介していきます。

・価格が高い

はい、おそらく他のガジェット系サイトでも良く言われているのですが、比較的価格が高いです。数字の上のスペックで見てみると、同じスペックならMacBook Proの方が1.5倍〜くらい高値となっています。

ただ、そもそものOSが違うため使ってみた体感だと、MacBook Proの方が長く使っていてもサクサク動きます。

これは、不要なファイルが溜まっていくWindowsの仕様上の問題など様々な要因があるのですが、これを書くとものすごい分量になるため、また機会があったら別記事で紹介します。

・USB Type Cのしかない

結構これはMacBook Proを使っていて感じる大きなデメリットです。

Windowsのパソコンだと中にはSDカードを直接差し込めるタイプも存在します。

これだとSDカードから直接パソコンに写真を取り込むことができるのですが、いかんせんMacBook Pro13インチにはUSB Type Cの差し込み口しかありません。

そのため、このような変換アダプタを別途購入する必要があります。

↓こんなの

また、CD/DVDを読み込む装置もついていないため、写真データをDVDに焼き回しする際にも別途購入する必要があります。

【まとめ】RAW現像におすすめのノートパソコン

ここまで、RAW現像用のノートパソコンに必要なスペックやMacBook Pro13インチをおすすめする理由について紹介してきました。

確かに、MacBook Pro13インチは20万円ほどと安くはありません。しかし、最大ーー回まで金利なしで分割払いできるのと、長く使えるという点からも投資する価値はあるのではないでしょうか?

私自身、持ち運びノートパソコンとしてMacBook Pro13インチの2016年モデルを使用していますが、いまだに現役としてサクサク動きます。

もちろんLightroom ClassicでのRAW現像も問題ありません。

ぜひこの機会にRAW現像用のノートパソコンとしてMacBook Pro13インチの購入を検討してみてはいかがでしょうか?

MacBook Pro13

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA