RAWとJPEGの違いは?メリット・デメリットを徹底比較!

RAWとJPEGの違いは?メリット・デメリットを徹底比較!

皆さんはRAW現像していますか?ほとんどの一眼レフのカメラには通常のJPEGとは別にRAW撮影する機能が備わっています。

しかし、カメラを始めたてのうちは、結局どっちで取ればいいのか分からないとなってしまいます。

かく言う私もその一人でした。

本記事ではRAWとJPEGの違い、メリットとデメリットそして使い分け方についてご紹介していきます。

この記事を読むと

  • RAWとJPEGの違い
  • RAWとJPEGのメリット・デメリット
  • RAWとJPEGの使い分け方
  • RAW現像のおすすめソフト

について理解することができると思います。ぜひご参考にしてください!

また、これからRAW現像を始めるなら月額980円から始められるLightroomがおすすめです!

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RAWとJPEGの違いとは?

RAWとはJPEGになる前の生の光の情報を保存したデータのことを指します。

一般的な写真の場合、レンズから取り込まれた光は、カメラ内部のイメージセンサーによって、光の三原色であるRGBデータ(Red、Green、Blue)に変換されたのちJPEG画像として表示されます。

一方のRAWとは英語で「生の」という意味からも分かるように、RGBデータに変化される前のデータ。つまり、カメラに取り込まれた光の情報をそのまま保存しているファイル形式です。

カメラに入った光の情報をそのまま保存しているため、RAWで撮影された写真にはRGBデータに変化する際に省略されてしまった光の情報が含まれています。

RAWでJPEGの撮影するメリット・デメリット比較

RAWとJPEGのメリットとデメリットをまとめると以下のようになります。

メリット デメリット
RAW ・編集時の再現性が高い ・データが大きい
・現像しないと使い物にならない
JPEG ・データが小さい
・すぐに使える
・編集時に画質が下がってしまう

という感じです。それではそれぞれのメリット・デメリットについて詳しくみていきましょう。

RAWのメリット

編集時の再現性が高い

RAWデータには約4兆4000億の色データが含まれています。これはJPEGの26万倍です。RAWデータにはJPEGに圧縮される際に失ってしまった色の情報も持っています。そのため、後から写真の色味や明るさを編集しようとした時に、容易にかつ画質を落とさずに再現することができます。

RAWのデメリット

データが大きい

RAWで撮影するデメリットはデータ量が多くなってしまうことです。カメラにもよりますが、だいたい1枚の写真あたり40~60メガバイトくらいのファイルサイズになります。64Gバイトのメモリーカードだとおよそ1000枚分撮影したら満杯になってしまいます。

現像しないと使い物にならない

RAWデータは現像しないと使い物にならないというのも大きなデメリットです。JPEG撮影ではカメラ内にて自動で現像処理されていましたが、RAW撮影の場合、自分の手で現像する必要があります。イメージとしてはフィルムカメラのフィルムがそのまま写真として使えないような感覚です。そのため、RAW撮影をする場合はLightroomやLuminar AIといったRAW現像専用のソフトウェアを用いる必要があります。

JPEGのメリット

データが小さい

設定にもよりますが、JPEG画像のデータサイズはRAWデータの10分の1程度です。単純計算で同じ容量のメモリーカードならRAW撮影の10倍撮影することができます。またパソコンへデータを移す際のスピードもRAWに比べて段違いに早く、ストレスフリーです。

すぐに使える

JPEGはすでにカメラ内で現像された画像データです。そのため、カメラから取り込んだJPEG画像はそのまま、WebサイトやSNSにアップロードできます。最近ではカメラからwifiを使って直接スマホに画像を取り込める機種も増えてきました。JPEGで撮影した写真ならその機能を活用してスマホに取り込み、一眼レフの写真をあっという間にSNSに投稿できます。

JPEGのデメリット

画像を編集した時に画質が下がってしまう

JPEGは一度光の情報をRGB変換、圧縮したデータです。一度画像として変換されてしまっているため、撮影時の光の情報の多くが失われしまっています。例えば撮影した写真をあとで確認して「少し暗いから明るくしよう」とした時に、RAWならば元の光の情報を復元できますが、JPEGはできません。その代わり、無理やり画像加工で明るくするしかなく画質が下がってしまいます。

RAWとJPEGの使い分け方

RAWとJPEGそれぞれの撮影方法のメリット・デメリットについて開設しました。それでは、一体どのようにこの2つの撮影方法を使い分ければいいのでしょうか?

一般的には以下のようになるのかと思います。

RAWで撮影すべき時

動く被写体の撮影

人物や動物など動く被写体を撮影する時にはRAWで撮影しましょう。動く被写体に対してベストなカメラ設定を保つのは大変です。カメラ設定を合わせようとすると決定的な瞬間を逃してしまうかもしれません。そのような事態を防ぐためにも編集の幅がRAWで撮影し、後から最適な映りに編集するといったことがおすすめです。

屋外で撮影する時

こちらも動く被写体を撮影する際と同じ理由でRAW撮影することをおすすめします。屋外撮影の際は時刻によって太陽の位置が刻一刻と変化していきます。そのため被写体の光の当たり具合も変化していきます。その変化に合わせて毎回カメラ設定を変更するのは困難です。RAWで撮影すれば後からベストな設定に編集可能です。

夜間や暗いところでの撮影

夜間や暗いところで撮影する時、写真を明るくするためにISO感度をあげるかと思います。しかしこのISO感度、写真が明るく映る反面、写真にノイズが入るという欠点があります。夜間撮影時は出来るだけISO感度を上げすぎず、RAWで撮影して現像する時に編集で明るくしましょう。画質の低下やノイズを抑えられます。

写真に自分のスタイルを出していきたい時

特に海外のフォトグラファーの多くはただ写真を綺麗にとるだけでなく、色味や明るさを編集して自分のスタイルを築き上げています。RAW撮影された写真なら画質を落とさずにお好みのスタイルに編集可能です。

JPEGで撮影すべき時

連写で撮影するとき

高速連写をしたい時はJPEGで撮影した方がいいかもしれません。RAWデータはとてもデータサイズが大きく、連写するとすぐにメモリーが一杯になってしまいます。また、メモリーの容量の問題以外にも、連続でRAW撮影するとメモリーの書き込みが追いつかがない問題が発生します。カメラバグってしまったり、場合によっては書き込みに失敗して「破損したデータ」になってしまう場合もあります。

SNSに写真をすぐ投稿したい時

一眼レフやデジタルカメラでとった写真をすぐSNSに投稿したい時はJPEGで撮影しましょう。JPEGで撮影した写真はそのままスマホに送ることができます。RAWで撮影した場合は一度PCに取り込んでRAW現存ソフトで編集書き出し、そしてまたスマホに送ってSNSへ。というプロセスになります。しかしSNSにあげる度にこれをやるのは正直めんどくさいです。

JPEGなら撮影後そのままスマホへ転送してSNSに投稿が可能です。手軽にSNS用の写真を撮影したい場合はJPEG撮影がいいでしょう!

おすすめはRAW+JPEG撮影

一眼レフの良さを最大限引き出すならRAW撮影が断然おすすめです。しかし、全ての写真をRAWにする必要はありません。連写撮影やSNS用簡単に編集するならJPEGでも十分にいい写真が撮れます。

個人的に撮影時におすすめなのがRAW+JPEG撮影です。この設定は文字通りRAWとJPEGの両方で写真を保存できます。撮影後に凝った編集がしたくなったらRAWデータを使い、編集が必要なさそうだったらJPEGをそのまま使う。ということが可能です。

少し大きなデータ容量を必要としますが、最近では高品質のメモリーカードの値段が徐々に下がってきており、64GBで最高の書き込み速度のものでも3980円程度で買うことができます。

よっぽど連写撮影をするといったことがない限りRAW+JPEGで撮影することをおすすめします

RAW現像のおすすめソフト!

RAWでとった写真は情報量も多く編集しても画質が落ちないのがメリットです。しかし、RAWのデメリットとして専用ソフトで編集しないと使えないというのがあります。そこで今回はRAWで撮影した写真を現像するためのおすすめの紹介します。

Lightroom

Lightroom

価格:月額980円

おすすめポイント

  • プロカメラマンの多くが愛用している
  • ユーザーが多い分ネットで使い方などを学べるコンテンツが多い
  • 月々980円から始められる

RAW現像ソフトで一番有名かつユーザーが多いのがLightroomです。細かな編集でオリジナルの写真を作り上げるのに向いています。使用者が多いもう1つのメリットとして、Youtubeやブログなどに様々なチュートリアルコンテンツが揃っています。独学でRAW現像を始めようとしている人にとっては学びやすい環境が揃っています。

\プロも愛用するRAW現像ソフト!

Luminar AI

LuminarAI写真編集

価格: 9,580円(買い切り)

おすすめポイント

  • AIが自動で顔を認識しワンクリックで綺麗に編集できる
  • AIが空を認識しワンクリックで空模様を変えることができる。
  • 買い切り型なので一年使うとLightroomより安い。

AIによる画像認識機能が素晴らしいRAW現像ソフトです。Lightroomではブラシツールを使ってマスキングしていた作業を一気に省くことができます。また、買い切りなのも嬉しいポイント。長期的に使用していくことを考えたら買い切り型のLuminar AIの方が結局安上がりになります。

Luminar AIについて詳しく知りたい方は、Luminar AIについて解説した記事もありますので、興味のある方はぜひ併せてお読みください。

もありますので、興味のある方はぜひ併せてお読みください。

これらが主に自分で活用しているRAW現像ソフトなのですが、これ以外にも無料・有料のRAW現像ソフトはたくさんあります。もしもっと見てみてみたい方は、こちらの記事もご参考にしてください。

【2023最新】おすすめRAW現像ソフトを徹底比較!特徴とおすすめポイントを解説!

【まとめ】RAWとJPEGの違いとメリット・デメリット

RAWとJPEGの違いとメリットデメリット、おすすめのRAW現像ソフトについて解説してきました。

まとめると

  • RAWはJPEGになる前の生データである
  • RAWは情報量が多く編集する際に画質が低下しないのがメリット
  • 連写撮影をしない限り、おすすめはRAW+JPEG撮影
  • RAW現像ソフトにはLightroomかLuminar AIがおすすめ

ということになります。

ぜひこの記事を参考にRAW撮影を初めてみてはいかがでしょうか!

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